SESSAME e-Learning Series 初級セミナーコンテンツ
最終更新日 2020年1月14日

WB-01-1 組込みプログラミング基礎知識
三浦元

(123分)
■講師 三浦 元 (テクノホロン)

■概要
組込みソフトウェア初級技術者が知っておくべき知識の解説。(プログラムはどのように動くのか、配列の実態、スタートアップ、周辺デバイス、エッジトリガとレベルセンス、組込みプログラムの構造、volatile、ハードウェアとのおつきあいなど)

■キーワード・キーセンテンス
「挙動不審なプログラムの裏にスタックあり」 「配列のインデックスには悪魔が潜む」 「スタートアップに始まりスタートアップに終わる」 「リセットとは責任を伴う行為である」 「同期と非同期を使い分ける」 「割込みの分析・設計は大事」 「ハードウェアの挙動を知ることは重要」
WB-01-2 プログラミング
森孝夫

(24分)
■講師 森 孝夫 (三栄ハイテックス)

■概要
ししおどしモデルのリモコンサブシステムの設計を行う前の事前知識を解説する。
・状態遷移を実際にC言語で実装する際のテクニックについて解説する。


■キーワード・キーセンテンス
「状態遷移マトリックス」 「switch文での実装」 「関数ポインタ」
WB-01-3 ソフトウェアテストの概要
西康晴

(87分)
■講師 西 康晴 (電気通信大学)

■概要
ソフトウェアテストの基本とテストを設計する際のポイントを解説。
・境界値テスト、制御パステスト、条件網羅テスト、状態遷移テストシステムテストについて
・ストレス系、環境系、評価系のシステムテストテスターの視点について解説しテストケースの作るときの注意点を学ぶ。


■キーワード・キーセンテンス
「テストとデバッグは同じじゃない」 「テストが上手になってくると、そもそもバグのない開発ができるようになる」 「テスト戦略」 「どんなときでも境界値を考えよう」 「フローグラフ」 「ノード」 「リンク」 「パス」 「バグ管理図」 「テスターの視点」 「テストが簡単になるソフトを作ればバグが入りにくくなる」 「網羅とピンポイント」

WB-02-1 開発課題と失敗事例の解説
坂本直史

(23分)
■講師 坂本 直史 (ルネサスソリューションズ)

■概要
「話題沸騰ポット」の教材をもとに実際に失敗事例を挙げながら設計のポイントを解説する。組込みソフトウェアの初級技術者が陥りがちな、要求仕様を十分に分析せずにコーディングに入ってしまい、後から装置のエラー状態や見落としていた詳細仕様を付け足し付け足しで構築していく失敗例について解説する。

■キーワード・キーセンテンス
「話題沸騰ポット」 「基本動作だけ読んでコーディング開始」 「要求仕様の曖昧さに気がつかない」 「制御仕様を十分に分析せずに実装」 「きちんと分析してますか?」
WB-02-2 組込み向け構造化分析・設計の概要(1)
坂本直史

(59分)
■講師 坂本 直史 (ルネサスソリューションズ)

■概要
「話題沸騰ポット」の教材をもとにプログラム1で取り上げた失敗を起こさないための要求分析の重要性を解説。要求分析をしないときのデメリット、要求分析を行ったときのメリット、要求分析の考え方について説明。コミュニケーションの手段としての構造化分析、構造化分析をベースに実装を行う構造化設計の概要を紹介する。

■キーワード・キーセンテンス
「仕様が出てこない」 「早く動かしたい」 「仕様変更があったらそのときに考える」 「構造化分析」 「構造化設計」 「イベントリスト」 「データ・ディクショナリ」 「コンテキスト・ダイアグラム」 「フローダイアグラム」 「プロセス仕様書」
WB-02-3 組込み向け構造化設計(1)
山田大介

(48分)
■講師 山田 大介 (リコー)

■概要
「電子ポットの教材」で構造化分析したモデルを構造化設計してみる。モジュールの分割、モジュールの凝集度(コーヒージョン)、モジュール間の結合度(カップリング)について解説し、分析モデルを実装へ導く。ソフトウェアを実装するためのさまざまなアーキテクチャーのノウハウ(スケジューリング方式の設定、パフォーマンスチューニング、ROMサイズのオプティマイズ、RAMのセクション設定、スタック量の見積もり、フォールトトレランスなど)を説明。 さらに、仕様変更への対応について言及する。

■キーワード・キーセンテンス
「凝集度(コーヒージョン)」 「結合度(カップリング)」 「構造化設計」 「ストラクチャーチャート」 「設計の粒度を均一にする」 「最大抽象点を見つける」 」 「単一の目的を持った機能、情報、責務」 「時間的制約」 「リソースの節約」 「フォールトトレランス」 「フェールセーフ」 「イベントドリブン」 「コーディングルール」 「長持ちする設計がよい設計」 「固定部から変動部を呼び出して、変動部だけを修正」 「設計図でレビューしましょう」

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