26th Open SESSAME Seminar

第26回 組込みソフトウェア技術者・管理者向けセミナー
〜ソフトウェアに変換可能な仕様書がきちんと書けるようになろう〜
**講師育成セミナー開催**

終了しました。

最終更新日: 2015年5月26日

1st Open SESSAMEの様子組込み機器では複数の制御対象を同時並行して操作しなければならないことがあります。それぞれの制御対象は状態を持ち、所定の位置まで移動して停止したり、タイムアウトも処理することがあります。

そこでは、正常系も異常系も区別はなく、あらゆる状態で、あらゆるイベントに対してどうするのかすべて決まっていなければ、実装に落とすことはできません。

そのような制御をおこなうために必要なソフトウェア仕様書は、状態マシン図で表現します。状態マシン図はUMLが決まるより前から使われていた、ソフトウェア仕様を定義する記法です。ソフトウェア仕様を表現するにはたくさんの見方が必要ですが、状態マシン図はそのひとつで、動的な振る舞いを表現するものです。

今回のセミナーでは状態マシン図に焦点をあてて、その読み方、書き方、そして他人が書いた状態マシン図をレビューする方法をとりあげます。さらに、モデルとソフトウェアの関係を把握し、モデルから実装に変換する方法も学びます。

「ソフトウェアに変換可能な仕様書が書けるようになろう」がサブテーマです。

いっしょに勉強してゆきましょう。事前課題もありますので、ぜひ回答を携えてご参加ください。


26th Open SESSAME 開催要項
主 催 組込みソフトウェア管理者・技術者研究会(SESSAME)
日 時 (2日間コースです)
2015年5月25日(月)10:00〜17:00
2015年5月26日(火)10:00〜17:00
場 所 東実年金会館3階会議室
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町1-8-12
http://www.toppers.jp/imgs/office.pdf

対 象 ・フローチャートで仕様書を書くことに限界を感じている方
・状態マシン図をこれからマスターしたいと思っている方
・一通り読み書きはできるけど、レビューポイントが知りたい方
事前課題をごらんになって、セミナレベルをご確認ください
定 員 20名
参加費 20,000円(資料代、消費税込み)
申し込み こちらの申し込みフォーマットを切り取り、Eメールにてお申し込みください。
備 考 ・お申し込みはメールにて先着順にお受けいたします。
・お申し込み頂きますと、折り返し『参加案内、請求書』をお送りいたします。
・請求書にしたがって銀行振込をお願いいたします。振込手数料は貴社にてご負担ください。
・参加費は、欠席されても原則としてお返しいたしかねますのでご了承ください。
・申込書に記載いただいた情報は、本人確認、本セミナに関する連絡のほか、SESSAMEに関する各種ご案内のみに利用し、適切な管理を行うよう努めます。
・せっかくの機会ですから、必ず事前課題の回答を携えてご参加ください。


 26th Open SESSAME プログラム  05月26日(月)
05/26 10:00〜12:00 <第1日目 午前の部>
○UML2.0状態マシン図の読み方、書き方の基礎(講義)
  状態マシン図の基本形、開始疑似状態、終了状態、タイムアウト
  コンポジット状態、直交状態、履歴状態の使い方と注意点
  状態遷移表の利点
  AnyStateパターン、LatchStateパターンなどの頻出パターン
島 敏博
(SESSAME/セイコーエプソン)
12:00〜13:00 昼食
13:00〜17:00 演<第1日目 午後の部>
○演習とレビュー
  当日さまざまな問題を解いて、レビューに取り組みます。
  課題は簡単なモデルから複雑なモデルまで。既存のモデルをベースに
  修正してゆく場合の出題も行います。
  演習でこしらえたモデルを、グループ内やみなさんの前で発表していただき、
  参加者のみなさんと講師がレビューアーになってコメントします。
  良いモデルの作り方、モデルのレビュー方法、レビュー視点の獲得
  などを目的とします。

○まとめ
  1日目のまとめをします。
島 敏博
(SESSAME/セイコーエプソン)  


 26th Open SESSAME プログラム  05月27日(火)
05/27 10:00〜12:00 <第2日目 午前の部>
○分析モデルから設計モデルへ
  より複雑なモデルの演習とレビューに取り組みます

○状態マシン図を実装する
  イベント、ガード条件、アクションの評価順番
  コンポジット状態、直交状態
  演習とレビュー
島 敏博
(SESSAME/セイコーエプソン)
12:00〜13:00 昼食
13:00〜17:00 <第2日目 午後の部>
○C言語による実装
  C++言語とStateパターンによる実装

○モデル駆動開発の実際
  状態マシン図とクラス図などからソフトウェアを自動生成するしくみが
  あります。
  その概要とメリット・デメリット、自動化できる限界など、MDDに関する
  解説をおこないます。

○まとめ
  状態マシン図設計のポイント、レビュー視点の振り返り。
  状態マシン図を学んだあと、次は何を学べばいいか考えてみます。
島 敏博
(SESSAME/セイコーエプソン)  

※ 都合により、講師は変更になることがありますので、ご了承ください。

※個人で問題を解いている時間や休み時間は、講師達にどんどん質問して ください。
 最後にも質問の時間を取りますが、疑問に思ったところですぐに質問してもらうのが良いです。どしどし質問してください。

※それでも質問し足りない人、意見を聞いてみたい人には、セミナ終了後に意見交換会があります。
 ぜひそちらにも参加してみてください。 講習中には得られないヒントが得られるかもしれません。

 ===================================
 お願い

 SESSAMEでは、組込み技術を教える教材を開発し、それを使って日本に組込みをリードできる技術者を10万人育てることを目的としています。
 今回提出していただく宿題と、当日解いた演習問題の解答は、当日みなさんに 公開するとともに、状態マシン図を教える教材を改良してゆくのに使わせて
 いただきます。
 良いモデルも改善すべきモデルもみな良い教材になります。 モデルの活用をご了承ください。
 ===================================

FAQ

1.全体
Q:認定講師とはなんですか?認定講師になると何ができますか?
  A:SESSAMEのセミナーで講師をしたり,ご自分でセミナーを開いたりできます.
    講師用テキスト(スクリーン投影用,受講者配布用,問題解答例のPDFファイル)が入手できます.
    詳しくは,3.認定を受けたら をお読みください.

2.講師認定を受ける手続き
Q:認定講師になるには,どうすればいいですか?
  A:講師育成セミナを受講する
    事前課題を提出する
    事前に渡される講師用テキストノート(PDF)を査読しコメントする
    講師育成セミナのモデル図面のレビューを手伝う
   以上の様子を総合的に判断して,講師認定いたします.
   質問はどんどんお寄せ下さい.

Q:講師認定を受けるにはお金がかかりますか?
  A:セミナーの受講費以外にはかかりません.ご自分の工数だけです.

Q:講師用テキストノート(PDF)はいつ手に入りますか?
  A:講師希望と申し込みをした時点で,すぐに手に入ります.
    まずそれで学習し,コメントを出してください.

Q:講師用テキストノート(PDF)を読んでみて,難しすぎると思ったらどうすれ
  ばいいですか?
  A:まずはセミナーを一般受講して,理解ができたら講師にチャレンジ
    してください.

3.認定を受けたら
Q:講師用テキストセット(スクリーン投影用,当日印刷配布用スライド,問題
  解答例スライド)のPDFファイルはいつ手に入りますか?
  A:認定を受け,最初のセミナーを開く開催日程が決まったらお渡し
    します.
    セミナー開催が決まったら,SESSAME事務局へご連絡ください.
    
Q:どのようなセミナーが開けますか?
  A:社内セミナーや教育機関内部のセミナーのような無料のセミナーと,
    有料のセミナーの2種類を開くことができます.
    (SESSAME成果物利用規定参照)
    その他,SESSAME主催のセミナーで講師をお願いすることもあります.

Q:講師用テキストセットは無料ですか?
  A:社内セミナー,教育機関内部のセミナー等,無料セミナーで使用される
    場合は,無料です.
    有料セミナー,社内セミナーでも教育部の予算がある場合などで使用
    される場合は,SESSAMEにライセンス料をお支払いただきます.
    ライセンス料については,講師認定の時にお知らせします.
    SESSAMEが主催するセミナーで講師をお願いする場合は,別途ご相談
    させてください.
    
Q:講師をやるときに自分で講義資料を改変したいのですが.
  A:セミナー開催が決まったら,改変版をSESSAMEへフィードバックして
    くださることを条件にpptファイルをお渡しします.
    改変版のフィードバックは,セミナー開催ごとで結構です.
   メインストリームへ反映させるかどうかはSESSAMEで判断させてくだ
    さい.

4.その他
Q:すでに2014年のセミナーで査読とレビューのお手伝いをしたのですが.
  A:講師認定希望の意思表明だけでけっこうです.講師認定の手続きを
    いたします.
    2013年以前のセミナーとは内容が異なっていますので,2013年以前に
    受講された方は改めて受講をお願いします.




To:secretariat@sessame.jp
Subject: 26th Open SESSAME Seminar 参加申し込み

=== 26th Open SESSAME Seminar 参加申込書 ===

■26th Open SESSAME Seminar の
  講師育成コースに申し込みます
  一般参加コースに申し込みます (不要な方を消してください)
  ※講師育成コースにお申込みの方には、おって詳細についてご連絡
   いたします。

■会社
会社名    :
会社の郵便番号:〒
   所在地 :
   電話番号:

■受講者
氏名     :
ふりがな   :
所属部署・役職:
電子メール  :


■請求書の送付先
 (受講者以外への送付をご希望の場合はご記入ください)

■備考 (その他の希望などがあればお書きください)