SESSAME Working Group 3 (MISRA-C研究会)
最終更新日 2007年8月12日

SESSAME WorkingGroup 3 概要

ワーキンググループ 3 (MISRA-C 研究会)では、「 MISRA-C ※1 」を日本のソフトウェア開発に適用するにあたり、その解説を実用的な形でまとめることを目的に活動しています。具体的には、現在毎月一回の定期的なミーティングとメーリングリストを通して、以下の内容について検討を進めています。
※1 MISRA-C
イギリスに本部がある、非営利団体のMISRAが発行した「C 言語によるソフトウェア開発ガイドライン」

WorkingGroup 3 のテーマ

C 言語でのソフトウェア開発に際して非常に有効なガイドラインとなる MISRA-C ですが、原文からだけではどのように解釈すべきか判断が難しいものや、具体的にどのようなコードを示すのか分かりにくいものも含まれます。 WorkingGroup3 では、これらのルールを「 MISRA-C の基本理念」を踏まえた観点から検討し、実際の適用に際して分かり易く、使い易い解説やサンプルコードを作成することで、より広い範囲のソフトウェア開発へ浸透させることをテーマとしています。

ソフトウェア開発への MISRA-C 適用の背景

MIRA では MISRA-C に沿った実装を目指し、ヨーロッパではすでに標準的なものとして通用するレベルにあります。そして、日本の自動車業界においても MISRA-C は無視できる存在ではなく、自動車技術会による日本語への翻訳が終了しています。また、元々自動車業界関連機関である MISRA が作成したため、多くの場合「自動車用」として紹介される MISRA-C ですが、実際にはその他の分野の C 言語プログラミングでも有効なガイドラインと捉えることができ、今後のソフトウェア開発において標準的なガイドラインになりうると考えられます。

WorkingGroup 3 活動予定

毎月のミーティングとメーリングリスト上での議論の成果を纏めた、MISRA-Cの解説書ISBN: 4542503348 \ 3,570 税込)を 2004年 5月 13日に日本規格協会から発刊しました。詳しい情報は こちらをご覧ください。
更に、 2004年 10月 13日に発表された MISRA-C:2004 のルール解釈とその解説を纏めた MISRA-C:2004 の解説書(ISBN:4542503461 \ 4,095 税込)を、 2006年 10月 12日に日本規格協会から発刊いたしました。詳しい情報は こちらをご覧下さい。

WorkingGroup 3 の活動についての問い合わせ

ワーキンググループ3の活動についての問い合わせはSESSAME事務局( ) までご連絡ください
なお、現在新しいメンバーの募集は行っておりません。