22nd Open SESSAME Seminar

第22回組込みソフトウェア技術者・管理者向けセミナーのご案内
〜ソフトウェア安全分析・設計セミナー〜

好評につき募集を締め切りました

最終更新日: 2013年7月10日

組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)は第22回組込みソフトウェア技術者・管理者向けセミナー(22nd Open SESSAME Seminar)を、第1回 2013年6月7日(金)/ 第2回 2013年7月19日に、東京・日本橋浜町の東実年金会館にて開催します。

近年、あらゆる組込みシステムにソフトウェアが搭載され、その規模及び複雑性が増したことによってインシデント・アクシデントが多く発生しています。また、航空機、原子力、プラント制御、自動車、鉄道、医療機器といった産業分野において、製品安全のためにソフトウェアに対するリスクマネジメントが要求されつつあります。※1

※1 各産業の基本安全規格
 航空機(DO-178B)、原子力(IEC 61513)、プラント制御(IEC 61511)、 自動車(ISO 26262)、鉄道(IEC 627778, IEC 62279)、医療機器(IEC 62304)

ソフトウェアの不具合が起因となるインシデント・アクシデントは、ハードウェア部品の確率論的な故障とは異なり、複雑ではあるがある一定の手順を踏むと、必ず発生するといった特徴的な発生のしかたをし、これを決定論的故障(Systematic Failures)と呼びます。

SESSAMEは、このような決定論的故障の発生を抑え、組込み機器の使用者や組込み機器の周辺にいる者、施設、組込み機器に接続するシステムに対するリスクを受容できるまで低減するための考え方、分析・方法論について実践的に学ぶセミナを開発しました。

「ソフトウェア安全分析・設計セミナー」では、ソフトウェア開発プロセスを管理するという視点ではなく、対象となる製品やシステムの利用者に降りかかる危険や危害に着目し、古くからあるリスク分析の手法をソフトウェア開発に有効に適用する際の方法を学び、ソフトウェアによるリスクコントロールの考え方や具体的な方法を習得します。

上記に掲げた分野や、ロボット制御などユーザーリスクがある新規産業向けのシステムの開発に携わるソフトウェア技術者、ソフトウェアを含むシステムの安全確保を担うハードウェア技術者、システム責任者、品質保証担当者にお勧めのセミナーです。


22nd Open SESSAME 開催要項
主 催 組込みソフトウェア管理者・技術者研究会(SESSAME)
日 時 第1回 2013年06月07日(金)10:00〜17:00 募集定員に達したため締め切りました。
第2回 2013年07月19日(金)10:00〜17:00 募集定員に達したため締め切りました。
場 所 東実年金会館(東京・日本橋) 会議室
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町1-8-12
A4印刷用案内図

駅名 路線名 所要時間
馬喰町駅 JR総武線 徒歩10分
馬喰横山駅 都営地下鉄 新宿線(S09) A3出口より 徒歩6分
浜町駅 都営地下鉄 新宿線 (S10) A1 出口より徒歩1分
人形町駅 東京メトロ 日比谷線 (H13)
都営地下鉄 浅草線(A14)
A4出口より 徒歩8分
東日本橋駅 都営地下鉄 浅草線(A15) B1出口より 徒歩6分
地 図
対 象 ユーザーリスクが想定される分野の製品やシステムの開発に携わるソフトウェア技術者、ハードウェア技術者、品質保証担当
※コンサルティングファームの方や規格認証会社の方も参加可能です。(講習会資料の二次利用はできません)

自動車ドメインの方がセミナーへの参加を判断するための判定チャート
定 員 第1回 30名 (06/07) 締め切り
第2回 70名予定 (07/19)
参加費 10,000円(消費税込み)
(参加費に昼食の費用は含まれておりません。ご了承下さい。)
申し込み 募集は締め切りました。
備 考 ・お申し込みはメールにて先着順にお受けいたします。
・お申し込み頂きますと、折り返し『参加案内、請求書』をお送りいたします。
・請求書にしたがって銀行振込をお願いいたします。振込手数料は貴社にてご負担ください。
・受講料は、欠席されても原則としてお返しいたしかねますのでご了承ください。


 22nd Open SESSAME プログラム  第1回 06月07日(金) / 第2回 07月19日(金)
06/07
or
07/19
  
10:00〜10:30 クリティカルソフトウェアを取り巻く環境 酒井 由夫
(SESSAME)
10:30〜11:30 安全(セーフティ)の考え方
・安全(セーフティ)の定義
・リスクアセスメント,リスク低減
・リスクマネジメントの反復プロセス
・ソフトウェア起因の障害のリスク評価
11:30〜12:30 昼 食
12:30〜13:30 リスク分析手法
・FMEA と FTA の歴史的背景
・リスク分析手法1(FMEA)
・リスク分析手法2(FTA)
・ケーススタディ
酒井 由夫
(SESSAME)
13:30〜13:40 休 憩
13:40〜14:40 リスク分析手法(つづき
酒井 由夫
(SESSAME)
14:40〜14:50 休 憩
14:50〜16:10 リスクコントロール手法
・フェールセーフ
・エラープルーフ(フールプルーフ)
・フォールト・アボイダンス
・フォールト・トレランス
・ソフトウェアコンポーネントの分離
・事例検討
 
酒井 由夫
(SESSAME)
 
16:10〜16:30 リスクコントロールの維持
16:30〜17:00 質疑応答およびアンケート記入
 Case Study セミナで取り上げるケーススタディモデル: 放射線治療器 Therac-25 の事故モデル、体温計モデル、エレベータモデル、電気メスモデル、暖房システムモデル、緊急操舵回避支援システム
 効果確認テスト 本セミナではトレーニングの効果確認テストを用意しています。講習が始まる前に事前の知識レベル(Inital)を調査し、セミナを聞きながら問題を解答していきます。(Final)
解答は講義終了時にお渡しします。問題はこちらに添付しておきますので、事前に Inital部分を埋めて当日持参されても結構です。

効果確認テスト
 

※Initial から Final への増分が講習により身についた知識の一部と考えることができます。
※ 増分が多ければ新しく知った知識が多く、少なければほとんどすでに知っていたことになります

※ 都合により、講義内容は変更になることがありますので、ご了承ください。





【申し込み、問い合わせ先】
   組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会  横井
    〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町1-8-12-8F
          一般社団法人組込みシステム技術協会内
          電話:(03)3865-1730/FAX:(03)3865-5616

本セミナ好評につき 募集は締め切りました。